Reborn
不注意で消失させてしまったホームページが、HP制作をお願いしたN氏によって、復旧していただきました。(ホント、感謝感謝です。)
はじまりの書
せっかく”再生”したので、ここからまた始めたいと思います。
ぼくたち秀英館・ぐらんどすらむわーくすは、主な役割は、小中学生を対象とした学習塾です。授業という形で、英語・国語・算数学・理科・社会などの教科学習を指導していますが、いちばん大切にしていることは「人間形成」をサポートすることです。
いま、学校ではできないこと
「人間形成」とは、たいへん壮大なテーマではありますが、子どもから大人になっていく過程をある程度の期間いっしょに過ごすからこそ、ここは目を背けてはいけないところだと思っています。
かつては、学校とお家がその役割をすべて担っていました。
先生は、子どもたちに良い意味でもっと関わっていましたし、家に帰るとお母さんやおじいちゃんおばあちゃんが子どもたちを温かく迎えてくれて、友だちと遊びに行って、夕方になると、「ご飯だよー」ってお母さんの声がする。
『ドラえもん』や『ちびまる子ちゃん』のような古き良き日本の原風景が広がっていた頃は、自然と日々の中での人間形成がなされてきました。
ですが、「1億総活躍社会」お父さんもお母さんも外に出て仕事をして、社会を支えていってくださるデザインになり、学校も休日は増えたのに履修内容も増え、先生方の雑務も増える一方で、子どもたちと関わる時間は減るばかり…
いまは、だれが子どもたちに人間形成の場を提供できるのでしょうか?
一昔前までは、「塾は勉強だけを教えるところ」というイメージが強かったと思います。もちろん、いまでも勉強はしっかり教えています。
ですが、「勉強だけ」では、子どもたちの為にはなりません。「人間形成」の機会を子どもたちに与えることも、ぼくたちの務めになってきているのです。
「人間形成」って?
では、具体的にぼくたちが意識して行っていることとは何か?と言いますと
❶つづけること
❷やりぬくこと
❸関わり合うこと
の3点。それを「勉強体力」なんていう名称をつけて、およそ四半世紀、子どもたちに授けてきました。
❶つづけること
「継続は力なり」ということばがあるように、つづけることが大切だというのは、だれもが感じていることであると思いますが、それを実践できている人は大人でも意外に少ない。ぼくが秀英館創立時にいちばん最初から掲げた目標であり、これをすべての子どもたちに実現するにはどうしたらいいのか?というのが課題です。
❷やりぬくこと
そして、つづけることを実現するために、どんなことがあってもやりぬくという意志は不可欠です。「つづけること」と「やりぬくこと」というのは、一見、同じ意味の言葉のように思われるかもしれませんが、「つづける」が【行動】とするならば、「やりぬく」は【意志】の面が大きいと思います。その意志を育てることが「人間形成」において、とても重要なのです。
❸関わり合うこと
これもまた、秀英館の大きな特徴のひとつですが、子どもたち同士で教え合ったり、協力し合って何かをすることを小さなうちから行っています。
集団塾の大きな魅力は「競走すること」と「協走すること」だと考えています。
いわゆる「良い学校」と呼ばれるところは、この環境が整っていて、子どもたちの「将来性」を伸ばしてくれると思うから、みなさん選ばれるのです。
ぼくたちは、それを小さなうちは「選抜」するのではなく、来てくれた子どもたちみんなといっしょに築いていきます。
これからの学びとは?
IT技術の進歩は、ぼくたちの日常をたいへん便利なものにしてくれました。スマホのおかげで、何でも知りたいことは瞬時に知れて、初めて行く場所にも、迷わず行けるし、財布を忘れても電車にも乗れるし、買い物もできる。スマホ一台あれば、何でもできそうな便利な世の中になりました。
その一方で、学校や塾では、いまだに先生が黒板にチョークで板書して、それを急いでノートに書き写すような、おじいちゃんおばあちゃんの時代からほとんど変わらぬような学びがすべてになっていませんか?
もちろん、このような形の授業の中にも大いに学びはあります。ですが、これ「だけ」では、心配になります。世の中はどんどん便利になっていくのに、その便利さを扱いきれないようになってしまいます。
「学ぶ」とは、考えることです。考えてそれを活かせるようになることです。教科書に書いてあることを覚えるだけでも、上手に計算ができることだけでもありません。勉強して得た知識や技術を活かしていくことが目的です。
ですから、学びには「遅れ」も「先取り」もありません。スマホひとつで小学生が大学生の学ぶような内容を自分で学ぶこともできる時代です。大人が子どもたちに育んでいってあげるべきことは、その学ぶ意志を芽生えさせ、つづけていこうとする意志を膨らませていってあげることです。
ぼくたちは「すべての子どもたちのために」そんな「人間形成」の機会を提供したいと思っています。